スーツのポケットのふたは出す?出さない?【恥をかかない着こなし】
2024/06/122024/06/12
監修者:テーラーJizi アトリエ縫製職人 山根
「スーツのポケットのふたって出すの?出さないの?」
「ビジネスマナーとしてどっちが正しいのかな?」
と疑問に思っている方も多いと思います。
結論をお伝えすると「屋外では出す、屋内では出さない」が正しいです。
なぜなら、スーツには古い名残や風習がたくさん残っており、ポケットもそのひとつとされているからです。
この記事は、紳士服業界に20数年携わってきた、テーラー「Jizi」が経験を元に記事作成しました。
ポケットの使い方や女性の場合など、幅広く紹介します。
この記事を読むことで、恥をかかないスーツの着こなしができるようになりますよ。
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Jiziは恥をかかないスーツ作りが得意です!
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スーツのポケットのふたは出す?出さない?【恥をかかない着こなし】
ジャケットのポケットのふたを「フラップ」と呼びます。
このフラップはポケットに入れることもできるため、着こなしに迷ってしまいますよね。
フラップにはきちんとした意味があります。
この機会に恥をかかない着こなしをマスターしましょう。
屋外では出す、室内では出さない
基本的にフラップは「屋外では出して、室内では出さない」が基本です。
古い時代では道が舗装されておらず、屋外は土ぼこりが多かったようです。
そこでポケットにふたが付けられたと言われています。
逆に言えば、室内でフラップを出すことは「この部屋はホコリっぽい!」と言っているともとれます。
そのため「室内ではフラップを出さない」がマナーとされていました。
面倒くさいなら入れておいた方が無難
屋外と室内で切り替えるのは大変!と思いますよね。
もちろん切り替えられるのがベストですが、自信がない方はフラップをポケットに入れておきましょう。
室内で失礼にはなりませんし、屋外でも特に土ぼこりなど気にならないはずです。
先述のような古いマナーを知らない方がほとんどですが、中にはこだわっている方もいます。
常にフラップを入れておくのは、そんなこだわりのある方にもある程度対応できる考え方ですよ。
スーツポケットのフラップは出す?出さない?【シーン別】
ここからはシーン別にフラップの扱い方を見てみましょう。
難しければ「フラップは中に入れておく」で問題ありませんよ。
就活
就活では社会人としてのマナーが問われます。
ビジネスシーンと同じくフラップは「屋外では出して、室内では出さない」ようにしましょう。
もし面接で緊張して忘れるかもという方は、あらかじめフラップをしまっておくのがおすすめ。
フラップだけでなく、ネクタイをしっかりと締めているか、シャツの第一ボタンを閉めているか、などスーツの基本的な着こなしを徹底しましょう。
ビジネスシーン
フラップは「屋外では出して、室内では出さない」ようにしましょう。
ビジネスシーンでは、目上の人や取引先に失礼のない着こなしが大切です。
シワの入ったスーツや汚れた靴は、印象を悪くするため気を付けましょう。
フラップにシワが入っているサラリーマンもいますが、それならポケットにしまった方がいいですよね。
また、相手の役職が上になるほどフラップの扱いなど、細かいところを見られる傾向があります。
そのような方と会うときに、フラップの基本とした扱いができていると、気に入られるかもしれませんよ。
結婚式
結婚式では華やかな雰囲気の着こなしを意識しましょう。
披露宴は室内でしょうから、フラップは入れておきます。
もしかしたらタキシードを着る方もいるかもしれませんね。
ちなみにタキシードにはフラップがありません。
元々はディナージャケットと呼ばれ、夜のパーティー(室内)で着る服なので付いていないのです。
お葬式
フラップは「常に入れておく」ことをおすすめします。
お葬式では忙しく感情的にもなり、着こなしに意識がないかもしれません。
そのためフラップを常に入れておくことで、ある程度マナーも守れた楽な着こなしになりますよ。
女性のスーツの場合も同じ
女性のスーツの着こなしも男性と同じです。
屋外ではフラップを出して、室内では入れましょう。
スーツは元々男性のものなので、着こなし方は同じですよ。
スーツジャケットのポケットの使い方
スーツのジャケットにはたくさんのポケットがありますが、きちんと使いこなせているでしょうか。
実は物を入れてもよいポケットは限られています。
詳しくは下記の記事で紹介しています。
大人な着こなしをするためにチェックしましょう↓
スーツのペンポケットとは?胸ポケットにペンを入れるのはタブー?
Jiziは「大人の恥ずかしくない着こなし」の提案が得意です
Jiziは、メンズファッション界の重鎮たちの洋服を数多く作ってきました。
長年培ってきた経験と知識を、オーダースーツに反映させ、立場の上の方と会っても恥ずかしくないような洋服作りをしています。
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